image_120

韓国複数メディアによると、今月3日船舶用の軽油として検査を受けていない燃料を自動車用の軽油として混合軽油を製造していた業者ら一味が逮捕されたと報じられています。

韓国の大田地方警察庁広域捜査隊は『石油及び石油代替燃料事業法違反』の疑いで、石油輸入業者の代表A氏ら及び会社の関係者ら62人を捕まえ、検察に送致したと発表しました。警察によると2019年4~9月にかけに釜山の油類貯蔵所で品質検査を経ていない船舶用軽油を取り出し自動車軽油と混合する手法で合計3500リットルの偽軽油を作成し全国に流通させた疑いがあるとしています。。
これらの偽軽油は相場価格よりわずかに安値し流通しており売上高は437億ウォン(約40億円)に達しました。手法として品質検査を経ていない外国籍の船舶用軽油を免税でかけてくるという点を利用して各種の課税を回避していたとのこと。
偽軽油に関して船舶用軽油を混合した例というのは過去摘発が無いとしており今回初めての事例になったとしています。

偽軽油を受け取り給油したガソリンスタンドは全国37カ所とされ、当該ガソリンスタンドの事業者およびこのガソリンスタンドに偽軽油を運搬した業者を起訴するかは検討中としています。また、各自治体で当該ガソリンの営業停止を命令するなど行政処分に乗り出していることが伝えられています。

警察関係者らは「他の関係者ら、ガソリンスタンド事業主等は容疑を強く否認しているが、偽軽油の取引にいくつか介入していたことが確認されたと」と明らかにしています。