F-35

日本への導入が決定したF-35。一方、アメリカ防総省は開発・製造に関わるずさんな管理態勢を指摘する報告書が発表されています。

これは米国防総省の監察総監室は30日に発表したもので、F-35の主要メーカーである米航空宇宙大手ロッキード・ マーチン及び下請5社、さらに同計画の監督部署が、厳格な品質管理を履行していないと指摘する報告書です。

国防総省監察総監はF-35の設計と製造における問題363件を挙げており、報告書には導入計画を進める米国と8か国にとって、既に生産の遅れや予算超過に直面しているF-35の技術的な問題や最終的な価格についても疑問を投げかけるものになっているとしています。

また、ソフトウエア管理を含む数多くの不備も含まえれており、安全面での問題に繋がりかねないとしています。

F-35に関して日本国内の動きとしては9月30日に防衛省は2013年度予算に2機の購入予算を計上した最新鋭ステルス戦闘機F-35の機体の単価が約140億円になったと発表しています。13年度予算でのF-35の関連経費の総額は約1332億円。何れも想定された総額からは減っているものの、F-35はエンジン部品の製造から組み立てまで国内で行う一方、コストが増しています。 

F-35
F-35C Flight Test

F-35B and F-35C Fly in Formation

First F-35C Production Aircraft

F-35 Arrival at Nellis AFB, Nevada

F-35B Aerial Refueling

参考:AFPBB news