金沙江

中国農業部が今年行った調査結果によると、長江上流域に生息する魚類はわずか17種しか確認できなかったと発表しました。

アジア最大、世界第3位。全長6,300kmと日本本土よりも遥かに長い『長江』で発生している生態系破壊が報告されました。中国農業部・長江流域漁業資源管理委員会事務室が発表した「2013年長江上流聯合科学調査報告」で、金沙江(長江上流の名称。下流は『揚子江』と言われている)で、魚類資源の著しい減少が明らかになりました。

これは今年6月に行った調査で、金沙江エリアの湿地生態系、水生生物多様性、環境流、水環境など4つの分野から初の総合的“診断”を実施。さらに3地点を対象に魚類資源のサンプルを採取を延べ3回行いました。結果は、これまで報告されていたの143種から17種、実に84%もの魚類が姿を消していたことがわかりました。

カラチョウザメ
▲人工孵化で育てたカラチョウザメを放流(2012年4月:長江)

長江経済技術学会事務局長の翁立達(ウォン・リーダー)氏によると、今回明らかになった激減の理由について原因は水域の環境汚染や乱獲、流域で行われている無秩序な水力発電の開発を挙げています。また専門家は国家の関連部門がこの問題を重視し、積極的な措置を取って保護すべきだと主張しています。

長江にはジギョ、カラチョウザメ、シロチョウザメ、ヨウスコウアリゲーター、スナメリ、イェンツーユイ、ヤマノカミなど、国家1、2級保護動物に指定される貴重な魚類が生息しているものの、その個体数は年々下降の一途をたどっているとのことです。

参考:Record China 

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