偽フカヒレ

今年1月に偽フカヒレの存在が明らかになった中国でなんと現在も懲りずに作っていた工場が摘発されました。原材料にはなんと、発がん性があるとされるホルムアルデヒドが大量に使われていたとされています。

中国新聞網は今月21日、中国江蘇省徐州市で「偽フカヒレ工場がある」と市民から通報があり現地警察により拠点が摘発されたと報じています。

現地警察の発表によると、拠点内は偽フカヒレの原料が乱雑に置かれ、完成品は汚れた容器の中に放り込まれていたといいます。また現場には鼻を刺すような刺激臭も漂っていたとのことです。

今回の摘発で完成品のほか未完成の偽フカヒレ約1トン、その他原材料、製造設備を押収しました。その後明らかになったのは偽フカヒレには添加剤により作られており、その中には人体に有害なホルムアルデヒドが含まれており、違法製造者によると「ホルムアルデヒドが重用な材料になっていた」と話しているといいます。


養豚場で偽フカヒレ製造

先月24日には同じ江蘇省徐州市で偽フカヒレを作っていた養豚場が摘発されています。この工場ではトラックに積まれた総重量7トン余りに及ぶ偽フカヒレの他、製造に必要な原料と設備が押収されました。原料の中には「食品・飼料への使用禁止」と明記された工業用の水酸化ナトリウムも含まれいたとのことです。

拘束された容疑者らは「周辺地域や都心の市場などに卸され、高級ホテルを中心によく売れていた」と話しています。

参考:Record China