衛星タイタンの北極

地球以外で唯一液体の循環があるとされる土星の衛星タイタン。土星探査機カッシーニによりタイタン北極付近のメタン(エタン)の湖の撮影が行われました。

アメリカ航空宇宙局(NASA)は10月23日、今年7月と9月にタイタン・フライバイを実施した時に撮影した画像
から衛星タイタンの最新の姿を公開しました。画像からは北極付近に点在する液体メタン(もしくはエタン)から作られたと考えられている湖が確認出来ます。

衛星タイタンは惑星である水星よりも大きい直径約5150km。地球のような固い地表がある天体で窒素とメタンの分厚い大気に包まれているため特殊なカメラを使用しないと地表を見ることはできません。これまでの観測により地表面の温度はマイナス170度前後で、液体メタンが地球の水と同じように循環していると考えられています。

衛星タイタン

▼NASAによる補足
衛星タイタン_1
Photo:NASA

タイタンを流れる400kmの河川

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まるで地球の地形を見ているかのような画像は、衛星タイタンの北極圏を撮影したものです。2012年9月、カッシーニがレーダー観測でタイタンにある400kmの川を発見しました。これは地球以外の天体で発見された初めての大規模河川になります。

タイタンに存在するという河川が流れ込む湖について、これまで考えられていたメタンの循環モデルでは何れも赤道付近には海は存在しないといわれていました。しかし、観測されたデータでは赤道付近にユタ州のグレートソルト湖に匹敵する面積約2400平方キロの湖が存在するなど、タイタンのほぼ全域で液体エタンの循環が行われていることが分かっています。

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画像:地球とタイタンのサイズ比較

参考:AstroArts,sorae.jp

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