地球

何事も始まりがあれば終わりがあるといいますよね。イギリスの宇宙生物学者は、今から28億年後には地球上の全生命が死滅するという研究結果を発表しました。

これは今後50億年以内に太陽が核融合に必要な水素やヘリウムなどの燃料を使い果たし、温度をあげ巨大化するということを予想し地球にどのような影響を与えるのか研究したものです。

この研究を行ったのはイギリス、スコットランドにあるセントアンドリューズ大学の宇宙生物学者ジャック・オマリー・ジェームズ氏率いる研究チームです。気温や液体の水の存在量、さらには食物などの指標を用い、地球の生物圏について将来の居住可能性を検証、すべての生命が死滅に至る過程を示しました。


研究チームによると、今から5億年後に地球の気温が上昇することで水蒸気の発生量が増加、大気中の二酸化炭素が水蒸気に解け徐々に減少していくと指摘しています。すると植物がエネルギーに必要な二酸化炭素が減少し、耐候性弱い植物が絶滅していくとしています。

赤色巨星化した太陽と地球
▲赤色巨星化した太陽と地球 
以前は太陽に飲み込まれると言われていたが太陽質量の変化と共に地球の公転軌道が変化し、飲み込まれることはないと予想もされている(Wikipedia)

植物の個体数が減少することで、酸素と植物を餌とする動物も並行するように絶滅し、その後10数億年ですべての動植物最後の日を迎えるとしています。

地球上から動植物が消えた後、地球は微生物が生息する惑星と化すものの、DNAが崩壊する温度である摂氏約140度に達すると、こうした生命体ですら生きていられなくなるはずだとジェームズは述べています。 これが今から28億年後になります。

実際は予想が難しい生物の最期

とは言え、ジェームズ氏も過酷な環境に置かれた際に生命が示す対応については、「未知の部分が多い」と指摘しています。これは地球上の生命は生まれつき変化に対する耐性が非常に高いとし、その理由をこれまで発生した数度の大量絶滅を挙げています。何れの絶滅でも必ず生き延びる種がおり、結果一度も地球から完全に消え去ったことはありません。

ジェームズ氏は最後に「地球上の生命がいつかは死滅すると知ると暗い気持ちになるが、想像を超えるほど長い間、そのようなことは起きないという事実を考えれば、かなりの安心感を得られるはずだ」とコメントしています。

参考:National Geographic 
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