省立児童病院

先日、火葬場で泣いたことで助け出された中国の赤ちゃん。しかし、2日後の22日に死亡していたことが明らかになりました。

今月20日、安徽省合肥市の火葬場に運び込まれた赤ちゃんが火葬寸前で助け出されるという出来事がありました。救出後再び治療が行われたものの、22日に死亡を確認したと発表しました。

死亡した赤ちゃんは先月9日に生まれ、10月28日に「省立児童病院」にて赤ちゃんに肺炎と脳に損傷があると診断されました。両親は上海の専門家に子供の状態を見てもらったものの、「先天性であり治療は不可能」と告げられたといいます。今月12日に、両親側が退院を要求した後に赤ちゃんを置き去り姿を消しました。

その後も病院側は赤ちゃんの治療を続けていたものの、18日に状態が急変し死亡を確認したとしていました。20日には葬儀場に運ばれ火葬という流れになったものの、直前で泣いたことで生きている事がわかり救出されました。



今回の救出後の治療について、病院側は北京から招いた著名な小児科専門医とう人物は「適切な治療を行った」と声明を発表しています。その上で、最初の死亡診断を受けた翌日19日に最低気温3度の中、一晩病室に放置されたことが赤ちゃんに大きな負荷を与えたことが致命的だったとしています。

今回の出来事を重く受け止めた安徽省衛生庁は省立児童病院の責任者や当事者に対し医師免許の剥奪の処分と管理、医師に対し教育を強化するよう省内の機関に呼びかけました。