CaMEL

米軍事関連企業が開発を進めているのは物資の輸送の他、武装やネットワーク中継基地としても利用できる無人走行車「CaMEL」です。

米、ノースロップ・グラマン社が開発したのはさまざまな任務が可能な多機能型の無人走行車です。名前はCaMEL。約13リットルの燃料で20時間動作可能で、最大450kgの荷物を搭載し遠隔操作もしくはGPSで指定したエリアに移動することができます。

また発電機としても使用でき、内蔵バッテリーや他の機器への充電、ネットワークの中継基地としても使用できます。



開発者は「ハイブリッドエンジンなので、武装したCaMELは非常に静かに稼働することができる。これは戦場では素晴らしい利点だ」と話しています。CaMELは自動小銃から対戦車ミサイル・グレネードランチャーも搭載可能で戦闘車としても利用することができるといいます。

先月、ジョージア州の陸軍基地で行われたコンテスト「Robotic Rodeo」ではHDT Robotics社、iRobot社、Northrop Grumman社、QinetiQ社の4社が開発したロボットが出場。コンテストでは約152m離れた距離から射撃が行われ性能を確認したといいます。



無人地上車担当主任であるウィリー・スミス2等陸佐は「ロボットたちを、単なる道具ではなく、部隊の構成員とすることが目的だ」とし5年以内にこれら戦闘ロボットが実戦配備することを望んでいるといいます。

アメリカでは今年、12.7兆円のロボット兵を開発するための予算が組まれており、2015年までに何らかのロボットを投入することを目標としています。

参考:WIRED.jp