ミットマン

アメリカには核ミサイルを発射する際に必要なコード(パスワード)があります。これは当然、誰もが発射できないよう設定されているものなんですが、なんとゼロが8桁で20年間、さらに発射担当官がこのコードを知っているという状態になっていたとのことです。

冷戦時代に制作されたあらゆる映画で、ホワイトハウスから送られてきた、核弾頭搭載大陸間弾道ミサイルを発射するためのシークレットコードを核ミサイル担当者たちが必死でダイヤルしていたのを覚えているだろうか。

実は、20年間にわたって、米国内のすべての核ミサイル「ミニットマン」に対して、同じ8桁の数字のパスコードが使われていた。それも「00000000」だ。

この事実はもともと、ミニットマンの格納庫で勤務していた元米空軍士官で、2000年にNPO「World Security Institute」を設立したブルース・G・ブレア博士が2004年に論文で初めて明らかにしたものだが、コロンヴィア大学のコンピューター科学担当教授で安全保障システムについて教えているスティーヴン・M・ベロヴィンも、(2009年に)この事実を再び紹介している。

WIRED.jp
この手の映画には核ミサイルを発射する一連の動きが写し出されていますが、実際に発射を行う場合には発射コードが必要とされています。これは皆さんが知っている通称「フットボール」と呼ばれる黒いケース内に発射コードを発行する機械があるそうなんですが、これは米大統領のみが許され発行する権利があります(とされている)。

しかし、明らかになったのは現在も配備されているミニットマンと呼ばれるサイロ発射型、射程13000kmの大陸間弾道ミサイル(核兵器)について、過去20年間、00000000という発射コードがすべてのミニットマンに割り振られていました。

これはミニットマンのサイロで勤務していた元米空軍士官、2000年にNPO「World Security Institute」を設立したブルース・G・ブレア博士が2004年に論文で明らかになったものです。
そして最近明らかになったのは実際のところこのコードはミサイル格納庫で勤務するスタッフは「知っていた」と発言しています。また核ミサイルの発射チェックリストには「地下にある発射室のロックパネルを2回確認して、誤ってゼロ以外の数字をパネルにダイヤルしていることがないように確認するよう指示されていた」とブレア氏は記しています。

これは大統領が核ミサイルの発射の許可の有無に関わらず、ミサイルの使用が確実にできるよう準備していたものだと説明しています。

ミニットマン

ミニットマンは1950年代に開発された大陸間弾道ミサイル。現在ミニットマンIIIが配備されており、弾頭部分には3つのW87核弾頭が搭載されいます。核出力は1弾頭あたり300キロトン(広島型原爆の16~25倍)。

▼ミニットマンIII
ミットマンIII

▼W87搭載のMk21再突入体
W87搭載のMk21再突入体

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