キュリオシティ

2012年8月6日、火星に送り込まれたのは探査車としては最大、また最も高価なマーズ・サイエンス・ラボラトリーことキュリオシティです。重量900kgと自動車サイズの巨大な探査車は火星でどのような成果をあげているのでしょうか。

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開発費、25億ドル(約2500億円)とイージス艦の約2隻分という巨額な開発費をかけ作られたのは火星探査車マーズ・サイエンス・ラボラトリーことキュリオシティです。

新しい着陸システムの元、賭けに近いとまで言われた火星着陸を完璧に果たしてから約1年半。実は、最近報じられているあの火星ニュースも実はキュリオシティの成果であることはご存知でしょうか。今回はNational Geographicから、キュリオシティの隠された6つの成果のうち3つを紹介していきます。

▼打上から着陸、火星地表での活動を再現したCG

1.かつて生物が生息可能な環境だった

最近、5〜40億年前の古代火星には水が豊富にあったというニュースを耳にしたことがありますが、これはキュリオシティによる成果です。キュリオシティはゲイル・クレーターという地表面から4500mほど深い底に送り込まれました。かつて、このエリアには湖が存在していたと報告がされています。

2.過去の川床の跡を発見

そして、キュリオシティはいつかの時点で作られた小川の痕跡を発見しています。他にも水路、デルタ、湖を示す地層も発見しており、火星には液体の水が流れていたことはほぼ事実であるという決定的な証拠を発見しました。

3.自然放射線

火星には地球の約1%ほどの大気圧しかなく、宇宙からの放射線が常に降り注いでいることがわかりました。これは搭載された放射線評価検出器「レディエーション・アセスメント・ディテクター(RAD)」により火星地上で観測されたもので、RAD担当の主任科学者によると、「このレベルの放射線に暴露すれば、表面または地下数メートル以内に生息する微生物は、数百万年以内に死に至った(絶滅)に違いない」と話しています。

▼イエローナイフ湾で撮影された実際の火星地表

Mars Panorama - Curiosity rover: Martian solar day 177 in out-of-this-world

キュリオシティはイエローナイフ湾で大量のデータを収集していたことを理由に全体の計画が遅れています。今後、クレーターの中心にそびえ立つシャープ山まで移動します。

今回の発表内容は科学誌「Science」に掲載されています。

参考:National Geographic
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