Oculus Rift

Oculus VRという米企業が開発したゲーム用バーチャルリアリティ (VR) ヘッドマウントディスプレイをご存知でしょうか。実はこのOculus Riftが来年にも発売する可能性が強まっているとことです。

Oculus Rift最大の特徴はこれまでになかった高視野角(対角110度/水平90度)を有したヘッドマウントディスプレイで、両目それぞれ違う映像を表示することにより3Dに見える特徴があります。さらに、6軸ヘッドトラッキングという首の傾きや動きを検知する機器を搭載しており、動きに合わせ映像が変化することで実際にそこにいるかのようか体感ができるといいます。


▲Oculus Riftのリアルすぎる映像に平衡感覚を失う人多数

試作品や開発キットが登場して以来、ゲーマーや映像製作者を中心に異常な注目を集めていたOculus Riftなんですが、最近、投資家から最終版製品の製造に必要となる7500万ドル(約75億円)の資金の獲得に成功したことを発表しています。これにより来年中にも製品版が正式に発売開始となる可能性が強まってきたと言われています。

Oculus Riftの仕様としては重量約380gで、視力に合わせた3つのレンズ、片目640x480のディスプレイを2つ搭載しています。開発キットの価格は300ドル(3万円)となっており、HMDの中でも低価格になっています。これは高価な光学レンズを使わない事や映像の歪みを製品側で補正、またディスプレイは携帯電話用を使うことで価格を抑えています。



E3というゲーマー向けイベントではOculus Riftの解像度をFullHDにした試作品も登場していることから、仮に製品版が販売されるとなると、こちらが登場してくるのではないかと予想されています。また、価格については300ドル前後もしくは更に安くなると噂があります。