靖国神社

先日、安倍総理大臣が靖国神社を参拝した件で、中国国内でもネットを中心に様々な意見が書き込まれていたといいます。しかし、参拝問題を擁護するコメント及び、中国共産党を批判する書き込み、そして過激なコメントのみ相次いで削除されていると報じられています。

中国国内の記事を多く扱うRecord Chinaによると12月26日、安倍晋三首相が靖国神社を参拝したということについて、中国でも即座に報道されこのニュースに対するコメントが中国版ツイッター「微博」に多くの意見が寄せられていたといいます。

しかし、「戦争へ突き進め」といった極端に過激なコメントや安倍首相の参拝を問題視しないコメント、中国共産党を批判するコメントなどは何れも削除されているといいます。

『コメントの削除』はこれまでも何度も確認されており、大きな事故や政治的な問題が発生するたびに、党批判の書き込みは等は何れも削除されています。

200万人を雇いネットを監視する中国

これは2013年10月9日、中国国営の新京報は、中国国民の投稿を検閲するため200万人を雇い日夜監視を行っていると報じました。

彼らは「世論分析官(网络舆情分析师)」などと呼ばれており、中国版ツイッターこと「微博」をはじめ、ブログや掲示板を常に監視し、政府批判や民主化運動に繋がる書き込みを収集・分析し、書き込みの削除を行っています。

世論分析官_2

世論分析官は政府機関や国営メディアが幅広く人員を募集し、約2週間の有料研修を経て資格を取得し担当に就くとしています。その後は中国共産党の宣伝部門や大手ニュースサイト、民間企業などに派遣され任務を遂行するとのことです。