この宇宙で初めて誕生した天体、ファーストスター。巨大で明るく輝く恒星であるということはシュミレーションでわかっていたのですが、オーストラリア国立大学がこのファーストスターの観測に成功したと報じられています。
オーストラリア国立大学の天文学者チームは、ビックバン直後に形成されたとみられる宇宙最古の恒星、所謂ファーストスターを発見したと科学雑誌「Nature」を通じて発表しました。
ファーストスターは宇宙誕生の初期に形成された太陽と同じ恒星です。ファーストスターと太陽の違いは鉄といった重い元素が含まれているかいないか。ファーストスターは他の恒星と異なり超新星爆発と同時に生成される鉄よりも重い元素が含まれていません。つまり、重い元素が含まれていということは宇宙誕生の極めて初期の段階で、通常の核融合でしか生じない元素のみしか検出されないという特徴があります。
今回の観測では、炭素やマグネシウムといった軽い元素しか検出されず、鉄といった重い元素は見つからなかったと発表しています。
▲Stefan Keller氏とMike Bessell氏
Stefan Keller教授は「これは、ファーストスターがどういうものかということを探索するための第一歩となるでしょう。この星の解析を進めることにより、ファーストスターがどういった組成を持っているのかについて知ることができるようになるのです」と話しています。
参考:Technobahn
ファーストスターは宇宙誕生の初期に形成された太陽と同じ恒星です。ファーストスターと太陽の違いは鉄といった重い元素が含まれているかいないか。ファーストスターは他の恒星と異なり超新星爆発と同時に生成される鉄よりも重い元素が含まれていません。つまり、重い元素が含まれていということは宇宙誕生の極めて初期の段階で、通常の核融合でしか生じない元素のみしか検出されないという特徴があります。
今回の観測では、炭素やマグネシウムといった軽い元素しか検出されず、鉄といった重い元素は見つからなかったと発表しています。
▲Stefan Keller氏とMike Bessell氏
Stefan Keller教授は「これは、ファーストスターがどういうものかということを探索するための第一歩となるでしょう。この星の解析を進めることにより、ファーストスターがどういった組成を持っているのかについて知ることができるようになるのです」と話しています。
参考:Technobahn