インド

インド人もビックリの内容が書かれているのはインド国内で使用されている教科書です。これは日本でいうと中学2年生が使用するものなのですが、150もの誤りが見つかったと報じられています。

英紙デイリー・ポストによると、インド北西部グジャラート州の中学校で使用されている教科書に多数の謝った表記があると伝えています。記事によるとこの教科書は中学8年生(13~14歳)が使用してい教材で歴史や地理、自然科学について書かれているものだといいます。

124ページという教科書内容なのですが、今回見つかった誤植等はなんと150箇所以上。その中で致命的な誤りとしては『第二次世界大戦中に日本はアメリカに原爆を落とした』という内容だったとのこと。

ちなみに、この謎の教科書は自国の英雄マハトマ・ガンジーも書かれているのですが、「1948年10月30日に暗殺された」と書かれているものの間違いで、正しくは『1948年1月30日』。

間違いは言語が原因?

なぜ、このような重大なミスが多く含まれているのか。原因については明らかになっていないものの、その一つとしてインドで使用されている言語の多さにあるのかもしれません。
インドにおける公用語はデーヴァナーガリ文字表記のヒンディー語、もしくは英語(準公用語)なのですが、インドではアッサム語、ベンガル語、ボド語、ドーグリー語、グジャラート語、カンナダ語、カシミール語、コーンカニー語、マイティリー語などなど少なくとも30の言語(方言は2000以上)があります。

今回問題の教科書が見つかったのはグジャラート州なのですがここではグジャラート語が公用語となっています。ただ、グジャラート語についてはインド国内でも4550万人が話しているという規模になっています。

「翻訳ミスなのかな」と思ってしまったのですが、何れにしてもあまりにもお粗末過ぎる教科書です。

参考:Record China