スマートライフル

スコープにコンピューターを内蔵することで軍人以上の凄腕狙撃手になれるというライフル。一般向けのアイテムだったのですが、米軍が興味を示し試験が行われていると報じられています。 

アメリカの民間企業TrackingPoint社が開発したのは特別な訓練をしなくても誰でも狙撃手になれるという「Precision Guided Firearm」ライフルシリーズです。このライフルは2013年1月登場し話題になりましたが、最近このシステムに米軍が関心を示し既に採用に向け性能試験が行われていると報じられています。

TrackingPoint社が開発したライフルはどのようなものなのか。仕組みは非常に分かりやすく、これまで経験で行っていた狙撃をスコープに内蔵されたコンピュータで解析、測定を行い射撃手が銃口を向けるだけで自動的に射撃を行うというものです。

通称スマートライフルともよばれてるこの銃は、1000ヤード(約914m)離れたところからの狙撃について軍人のスナイパーの場合、最初の一発目の成功率は20~30%。これがスマートライフルを使用した場合、銃を使ったことがあるそこら辺の一般人であっても70%前後の命中率になると言われています。



TrackingPointはこの製品を個人向けに2013年1月より販売しており、同社によると米軍は狙撃銃『XM2010』と組み合わせ、スマートライフルテクノロジーの試験を行っているとしています。

XM2010
XM2010
参考:BusinessNewsline