アプリ内課金

スマホゲームで多く見かける基本料無料を謳うモノ。「これはゲーム内課金を行うもがほとんどだ」と認識されている方も多いと思います。しかし、ゲーム内課金に秘められた企業側の収益化戦略は実に巧妙みなものだといいます。
今回はぜひ日頃からプレイしている「基本無料でプレイ可能(Free-to-play)」アプリを思い浮かべて記事を呼んでみてください。

PCゲームやスマートフォンのアプリでは「基本無料」と宣伝されているゲームの大半は、ゲーム内で使える一部の便利なアイテムや限定のコレクション品を有料で販売しています。

「無料だから……」とゲームを始めたプレイヤーはその時点ではお金を払ってまでゲームをプレイしようとは考えていないはずですが、ゲーム系ニュースサイトGamasutraで論文を掲載しているWargaming Americaの経済学者Ramin Shokrizade氏が、「基本無料(F2P)ゲームの収益化トリック」というブログを投稿しています。

GIGAZINE
テレビCMやネット広告、雑誌に至るまで幅広く「基本無料」と宣伝しているのはスマートフォンのアプリ、特にゲームです。何故ゲームが無料でダウンロードできプレイできるのか。理由はご存知のように、ゲーム内で課金要素を設けているからです。

さて、このゲーム内課金についてはこのサイトでも何度かお伝えしていますが、そう単純なものではなく設けられた課金の仕組みは実はかなり巧妙にできているというのが今回の記事です。

企業が狙う年齢層

Gigazineによると、まず企業側が狙っているユーザーの年齢層は18~25歳の人間です。これはクレジットカードを使用でき、金銭感覚に影響する脳の前頭皮質の前部が発達しきっていない人が当てはまります。またゲームはそのような年齢層が好みそうなキャラクターやグラフィックをフンダンに使用しています。

割引でお値打ち感

企業側はゲーム内で課金できるコインやギルなどの通貨に対し、『100コイン=100円が今なら50円に!』などと割引を行います。これにより、ユーザーはお金を節約できたと意識させます。また、現金の残高をゲーム内に設けることは不利になる傾向があるので、代わりにゲーム内で使用できる通貨を表示させユーザーを安心させるといいます。

スキルゲームだと思い込ませる

ゲームを続ければ次第に慣れていき良いスコアを出せるようになります。これはスキルゲームといわれるものです。しかし、ある一定のレベルに達するとスキルだけではゲームクリアが困難になり、クリアに必要な自身を強化するアイテムが必要になります。
Gigazineによると、この無理になってくる区間の切り替えがいかに巧妙にできているゲームほど「スキルゲームをプレイしている」と勘違いさせることができると指摘しています。

効果を一定期間で削除する

持っていると有利にはたらくゲームアイテム。残念ながらそれも企業が金儲けに設定したアイテムです。レベルアップアイテムなどの非常に魅力的な報酬を与えて限定時間が過ぎると報酬をユーザーから削除するというやり方は、強力な強制的収益化モデルのテクニックの1つだと指摘しています。

続きは課金

ある程度慣れてきた時で、何らかの「枠」を増やすために設けられている通称『進展ゲート』。例えば、建設や成長、修理に非常に時間がかかるよう意図的に設定させる一方、課金を行えば短時間で行えるようにしています。

さらに強化

強化に強化を重ねるブーストゲーム。これはソフトブーストとハードブーストの2つがあるとしています。ソフトブーストは100円などの価格設定でキャラクターの能力を向上させるもの。ハードブーストとはランダムで貴重なアイテムが出るよう設定されているものです。この貴重アイテムをゲットするには大抵は課金が必要になっています。またアイテムには後日のイベント等で有利にはたらく設定がされていることがあります。


論文の筆者Shokrizade氏によると、「強制的収益化モデル」という要素が盛り込まれたものは「パズル&ドラゴンズ」と定義し記述したといいます。

皆さんがプレイしたことがある『無料を謳うゲーム』に 「強制的収益化モデル」はいくつ存在したでしょうか。もちろんこれらゲームの存在を否定するものではないのですが、みなさんのプレイしてるゲームにはこういった企業側やゲーム設計者の戦略が多く含まれているというのは意識する必要があります。
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