J-20_1

中国版ステルス機として初めてその存在が確認されたJ-20について、これまで何度かの改良が行われていると報じられています。そして最近、アメリカの戦闘機に搭載されている装備がJ-20で確認出来たと報じられています。

今月3日、成都市の成都飛機工業公司テスト飛行場で撮影されたJ-20(2011型)にEOTSと酷似しているものが搭載されていたことが明らかになりました。

EOTS(Electro Optical Targeting System)とは赤外線センサー・光学センサー・レーザー目標指示器を組み合わせた機器でF-35ではセンサーが捕捉した映像をコックピットの大画面タッチスクリーン式ディスプレイに表示させたり、対象を破壊するミサイルや爆弾を投下することが可能になります。

▼F-35のEOTS
EOTS

▼J-20のEOTS(と思われるモノ)
J-20のEOTS

またこれだけではなく、EO DAS(Electro Optical Distributed Aperture System)という電子光学分散開口システムと呼ばれる、F-35に初めて搭載された光学センサーがJ-20にも搭載されていると噂されています。

EO DASは分散開口システム(DAS) と呼び方が変わっているそうなのですが、このセンサーは機体に複数台(F-35は6台)の赤外線カメラを装着し、各カメラが捉えた映像を合成処理して継ぎ目を無くして一つの映像として統合、全球状の視界を得られるというものです。(週刊オブイェクト)

▼3月1日に撮影されたJ-20
J-20

J-20の2011型機については2014年1月7日にその存在が確認されており、これまで撮影されていた2001及び2002型機で得られた研究成果を元に作られたとされています。

Photo: ASIAN DEFENCE NEWS中国網