調理場

日本の台所で使用されるガス・IH。もちろんこれらは問題はないと思われるのですが、海外では調理の燃料として薪や石炭、牛糞を使用していることが多く、燃やすことで健康を害するおそれがあると世界保健機関(WHO)が指摘しています。

 大気汚染による死者数は、毎年700万人に上る。これは世界の全死者数の8分の1に当たる。大気汚染は、この地球上で健康に悪影響を及ぼす最大の環境リスクと言える。世界保健機関(WHO)が3月25日に発表したこの推計値は、2012年の数値に基づくもの。700万人という数は、WHOが前回報告した2008年の推計値から2倍に増えている。

 それ以上に衝撃的なのは、空気の汚染が、犠牲者自身の家の中で起こっていることが多いという指摘だ。死因 の半数以上が、屋内の空気の汚染によるものという。発展途上国では、料理用の燃料として薪や石炭、牛糞など を屋内で使用することが多く、これが主に汚染の原因となっている。

NATIONAL GEOGRAPHIC
このような燃料を燃やすことで一体何が発生するのかということなのですが、皆さんにもお馴染みPM2.5とほぼ同じ髪の毛の太さの25分の1から100分の1ほどの汚染された微細粒子です。WHOによると、石炭コンロを使用する過程では微粒子濃度が2000~3000μg/立法メートルになるとし、よく警報が発せられる1日平均、35μg/立法メートルを超えるというレベルではなくなるとしています。

NATIONAL GEOGRAPHICによると世界では300万人近くが石炭などで料理を使用しているとされ、大気汚染による病死者数は太平洋西部、東南アジア、アフリカといった貧しい地域では年間600万人。これは先進国の高所得地域の年間40万人以下とは離れた数値となっています。

もちろん喫煙による病死者数も含まれているのですが、高所得地域では石炭や牛糞で料理をする人がほとんどいないということから、これらが燃えることで何らかの影響を与えていることはほぼ間違いないということのようです。
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