銀河3号

北朝鮮は国立航空宇宙開発局『NADA』を設立し、合法的かつ平和的な宇宙開発を進めていくなどと発表しています。

朝鮮中央通信社は先月31日、アメリカのNASAや日本のJAXAと同じような『宇宙開発事業』をおこなっていくとし朝鮮国家宇宙開発局の記章を制定したと報じています。

報道によると北斗星は朝鮮の指導者であった金日成氏、金正日氏の、朝鮮を宇宙強国にしようとする信念と意志を示している。「DPRK (Democratic People's Republic of Korea:朝鮮民主主義人民共和国)」と「NADA(National Aerospace Development Administration:国立航空宇宙開発局)」は、国家宇宙開発局の地位と宇宙開発の将来性を示しているなどとしているそうです。

NADA
こちらがNADAのロゴになります。

北朝鮮は2013年4月に宇宙開発法を発表しており、合法的かつ平和的な宇宙開発の権利を行使し積極的に宇宙開発事業に取り組むとしています。



北朝鮮は2012年12月にロケット、銀河3号を使用し人工衛星『光明星3号2号機』の打ち上げを行っています。人工衛星の軌道投入については北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)も確認しており、成功したとみられています。

ただ、銀河3号は事実上の弾道ミサイルで国際連合安全保障理事会決議1718と決議1874で発射しないよう強く要求されている中の発射になりました。後に行われた安全保障理事会では制裁決議2087が採択されています。

参考:中華網