エンケラドゥス

アメリカの大学は土星の衛星エンケラドスの重力マップを作製する過程で、同衛生内部に液体の水が大量に含まれていることが初めて確認されたと論文を発表しています。

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カリフォルニア工科大学を中心とする研究チームは、土星探査機カッシーニを使用した調査で土星の衛星エンケラドスの内部に大量の地下水が存在するという証拠を見つけたと発表しています。

カッシーニはエンケラドスの重力マップを作製するため、3度のスイングバイを行い詳細な観測を行いました。その結果、エンケラドスの南極側の地下に水があるということを突き止めました。

エンケラドスは直径500kmの天体で、今回の観測で氷に覆われた表面の地下32km~40kmの位置に最大9kmの深さをもつ水の層が存在しているとしています。水の量は北アメリカ大陸にある五大湖の一つ、スペリオル個に匹敵すると考えられています。

エンケラドスはこれまでの観測で今回水が見つかった南極にタイガーストライプという氷の亀裂が発見されており、マッハ5~8という速度で塩分を含んだ水蒸気が上空数百キロまで噴き出していることが確認されています。

タイガーストライプ
▲カッシーニがエンケラドス上空102kmから撮影したタイガーストライプ

そのため、地上に着陸はせず生命が含まれるかもしれない水蒸気を上空で採取、地球に持ち帰るという計画があります。しかし、土星の衛星という遠い天体であることと、今から技術を開発したとしても行き帰りに少なくとも20~30年かかってしまう計算になってしまうそうです。

タイガーストライプから噴出する水蒸気は塩化ナトリウムや炭酸塩が含まれており、ある亀裂の温度は摂氏マイナス95.5度と低温ながら周辺のマイナス223度とかなり高温だったとしています。

タイガーストライプから噴出する蒸気
▲カッシーニが撮影したエンケラドスの水蒸気(探査機の向きの関係で南北逆さまの画像になります) 

Photo:NASA 参考:Gigazine 
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