F-15E

小型人工衛星の開発は大学や企業が行っているのですが、このような小型衛星を戦闘機を使用し打ち上げるという構想について米国防総省はボーイング社と開発契約を締結したとしています。

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Airborne Launch Assist Space Access、通称ALASAと名付けられたのは航空機からの超小型衛星低コスト打ち上げシステムです。これはアメリカ国防総省、米国防高等研究計画局(DARPA)が提唱したもので、ボーイング社が開発した戦闘爆撃機F-15E ストライクイーグルをロケットの打ち上げ母機とする内容になっています。

開発計画自体は2011年に提唱したものなのですが、 理由としては増大する国防関連衛星打ち上げの費用を削減することが第一目標とし、また発射場を必要とせず天候や気象条件が良いところから打ち上げることができる柔軟な運用方法が必要だとしていました。

F-15E_1
▲母機となるF-15E

コストは45kgまでの超小型人工衛星をこれまでの66%程度削減した、1回100万ドル(約1億円)での費用で打ち上げること目標としています。

ALASAの3060万ドル(約30億6000万円)の開発費の元11ヶ月で開発するとしています。ボーイング社の研究開発部門ファントムワークスの設計によると、7.3m、4つのメインエンジンを搭載するロケットをF-15Eを使用し地上12,000mまで持って行き、投下。ロケットエンジンを使用し宇宙まで運ぶとしています。

F-15と人工衛星

ASM-135 ASAT

ALASAがどのような物になるのかは明らかにされていませんが、実は過去によく似た打ち上げを行っていたことがあります。これは航空機から発射する多段式対衛星ミサイルASM-135 ASATというものです。文字通り、人工衛星を攻撃するために作られたミサイルで、当時最新鋭機だったF-15を使用し実験を行っていました。

ミサイルは2段式の個体ロケットモーターを使用し60kgの弾頭で最大地上1900kmにある人工衛星破壊するというものでした。ASM-135 ASATは今回開発されるALASAに比べると全長が2mほど小さく、運べる質量が少ないことからより高い軌道に打ち上げることが可能なロケットになるのではないかと考えられます。

参考:レスポンス
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