火星

地球のいたとることいる微生物について、ある特定の種は地球を離れ火星の環境でも繁殖することが事実上可能だとする国際宇宙ステーションでの実験結果が報告されています。

SF映画においては、火星からの侵略者が地球を襲い、人類に脅威を与えることが描かれている。しかし、今日においては、科学者はむしろ、地球の微生物が火星において外来生物として繁殖拡大する可能性の方が高いことを懸念している。国際宇宙ステーションで、微生物が惑星間で伝わった場合に、異なる惑星環境で生存することが可能かが試された実験成果に関わる3つの論文が最近、発表された。

Technobahn
国際宇宙ステーションのモジュールの一つ、コロンバス(欧州実験棟)の外部にあるEuropean Technology Exposure Facility(欧州技術曝露施設)で微生物の実験が行われました。
欧州技術曝露施設は文字通りモジュールの外側にある実験装置で、宇宙空間の低温や高温、真空、宇宙放射線などに直接晒されるという環境での試験に使われます。その上で、実験に使用した微生物の幾つかは岩石とともに1年半という月日を生き抜いたことがわかったと研究内容が発表されました。

▼地球に落下した火星の隕石
火星隕石

地球の微生物が探査機とともに移動し、他の惑星を汚染するという話は仮説としてよく聞く話なのですが、実はこれについても真剣に考える必要が出てくる可能性がでてきました。つまり、火星などで微生物が発見されたとしても、その惑星の固有種なのか地球や他の天体から来た外来種なのかを見極めることは非常に難しいとされているためです。

今回の実験はパンスペルミア説という地球の生命の起源は地球ではなく、他の天体で発生した微生物が地球に到達した説についても検証されたものだといいます。今回の研究からは微生物は惑星間をも移動することは可能であるということを証明した結果となりました。

将来的に人類が他の惑星に行き地表で活動を行うことも考えられるのですが、微生物の塊でもある人間について、活動により生じたゴミなどは惑星を汚染しないよう地球に持ち帰るか厳重に保管する必要性がでてきました。
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