無人探査機ニューホライズン

今後、太陽系の外にでる無人探査機ニュー・ホライズンズに地球からのメッセージを記録するというプロジェクトが決定し、一般から内容を公募を行うとしています。

先週、ワシントンD.C.のスミソニアン博物館で、「The Future Is Here」というイベントが開催された。地球外生命体に向けたメッセージをNASAの無人探査機ニューホライズンズに送信するプロジェクト、「ニューホライズンズ・メッセージ・イニシアチブ」(www.newhorizonsmessage.com)の主催者、ジョン・ロンバーグ(Jon Lomberg)氏とアルバート・ユーミン・リン(Albert Yu-Min Lin)氏は、一般から募ったデジタルメッセージの送信に関して、NASAの同意を得たと明らかにした。

NATIONAL GEOGRAPHIC
無人探査機ニューホライズンズは冥王星を含む太陽系外縁天体を観測するため打ち上げられた人工衛星です。この探査機は第一の目的である冥王星の探査が来年2015年に行なわれ、その後は地球から遠い位置で太陽系外の観測を行うことが予定されています。

そんな中、今回考案された計画とは二度と太陽系に帰ってくることはない無人探査機ニューホライズンズに地球からメッセージを受信させ探査機の記憶装置に保存、そのまま宇宙を漂わせようというものです。

募集するメッセージは、画像や音声、ソフトウェアなど。「ニューホライズンズ・メッセージ・イニシアチブ」の主催者によると、募集されたメッセージは一度集め、その後一般による投票を行いニューホライズンズに送信するとしています。どのような内容にするかは主催者側は一切制限は設けないとのことです。

この探査機が地球外知的生命体に捕獲されるという確率は極めて低いながら、宇宙に興味を持たせつつ地球
を客観的に見て天体なのかを考えさせる良い機会になるのではないかと思います。