サバゲー

エアガン片手に敵味方撃ちあうサバイバルゲーム(サバゲー)。もちろん趣味や遊びといったものなのですが、台湾ではサバイバルゲーマーに月1程度、週末だけ軍人として訓練に参加してもらおうという案があるそうです。

これは野党である親民党の李桐豪議員と与党・国民党の江啟臣が予備役制度の整備案として立案し、国防省に提出したもの。
台湾では長く続いた徴兵制度が2014年末に廃止され志願制の軍隊になります。しかし隣国である中国とは未だ政治的な緊張関係にあり、一定以上の戦力を常時確保していなければいけませn。

このため正規軍人としての任期を終えた人は兵力を補う「予備役」に入るのですが問題は訓練の量。台湾の予備役は2年に1度、数日間の訓練に参加する必要がありますがこれでは訓練量が不足するという懸念があります。

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サバゲーマーを訓練し、戦力として一定量を確保しようとしているのは台湾です。今回提出された整備案は台湾では人気のあるというサバゲーマーに月に1度、週末に行なわれる軍人としての訓練を受けてもらうというものです。

もちろん強制ではなく任意ということになりそうなのですが、サバゲーを楽しんでいる方にすれば本格的な軍人としての訓練を受けることでゲーマーとしてスキルアップにつながり、国としては予備役として兵力を確保できるという双方が美味しい内容になっています。

実際に募集がかけられたとしてどのくらいのサバゲーマーが集まるのかは未知数ですが、軍隊訓練を受けたということがサバゲーマーの中で『ステータス』になるのであれば比較的集まりやすいのではないかと思われます。

ちなみに、陸上自衛隊では閉所戦闘訓練用教材では東京マルイの電動ガンが使用されているとのことです。