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多数のロケットを打ち上げているロシアですが、実は完全に自国で生産されたものではないといいます。そんなことで開発されたのはこのアンガラ(Ангара)ロケットです。

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 ロシア連邦宇宙庁(ロスコスモス)は4日、新型ロケットのアンガラの1号機を、6月25日にプレセツク宇宙基地から打ち上げると発表した。開発が始まってから約20年、ロシア連邦初の新型ロケットがいよいよ誕生する。 

 アンガラは、現在活躍中のプロトンやゼニートロケットの後継機となるロケットで、モジュール式であることを最大の特長としている。アンガラの第1段はユニバーサル・ロケット・モジュール(URM)と呼ばれ、これを束ねることにより、打ち上げ能力を高めたロケットを簡単に造ることができるという仕組みだ。またそれに合わせて第2段を換装したり、第3段を追加で装備することで、様々な大きさ、質量の人工衛星に対応することができる。

sorae.jp
20年という長い歳月を経て開発されたのは「アンガラ」というロケットです。
具体的にどのようなロケットなのかという点については『アンガラと名の付くロケットは、小型ロケットであり、中型ロケットでもあり、また大型ロケットでもあり、そして超大型ロケットにもなれるというわけだ』と書かれている通り、URMという同一のロケットを束にし、本数を増減させることで求められる柔軟な打ち上げが行えるようになるというものです。

アンガラロケット
▲アンガラロケット(1段目はすべて同一のURM)

URMとはユニバーサル・ロケット・モジュールとよばれるもので、固体ロケットブースターではなく液体酸素とケロシンを燃料とする液体燃料ロケットです。
アンガラロケットを始めURMは全ては使い捨てなのですが、将来的に飛んで帰って滑走路に着陸するというバイカルブースターに置き換えることで大幅な打ち上げコストの削減をできるという可能性も秘めています。

打ち上げ能力は何れも低軌道で、URM1本の2.0トン(アンガラ1.1)から、URM7本の40.5トン(アンガラA7V)となっています。価格はアンガラ1.1で2000万ドル(約20億円)。

アンガラシリーズ初の打ち上げは2014年6月25日に設定されており、打ち上げ方法は旧ソ連時代からの伝統という弾道飛行になるとしています。

アンガラシリーズはミッションごとに別々に打ち上げていたロケットをすべてアンガラに一本化できるほど柔軟なロケットになります。上の写真ではロシアの次世代有人宇宙船の打ち上げもアンガラ A5で行えるようになりそうで、今後ソユーズ宇宙船の引退と共にアンガラシリーズが次世代有人宇宙船の打ち上げ候補ということになりそうです。 
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