リンクス

民間企業による宇宙旅行というのがよく紹介されますが、オランダの宇宙旅行会社SXCはXCORエアロスペースの宇宙船リンクスを使用した宇宙旅行の販売を中国で開始しました。

2014年6月11日、オランダの宇宙旅行会社「SXC(Space Expedition Corporation)」の中国独占代理店である「探索旅行」は、中国最大のネット通販サイト・タオバオの旗艦店で、個人宇宙旅行商品の販売を開始した。

同商品を購入した中国人観光客は、早ければ来年にも宇宙旅行を楽しむことができる。SXCのミッシェル・モルCEOは「今後3~5年内に個人宇宙旅行が一般的な旅行商品になる」と語った。北京商報が伝えた。

Record China


オランダの宇宙旅行会社「SXC」と中国で最大のネット通販サイト「タオバオ」は3種類の個人宇宙旅行プランを中国で販売しようとしています。その3つは60万元(約985万円)の「先鋒宇宙飛行士」、63万元(約1035万円)の「未来の宇宙飛行士」、139万元(約2280万円)の「優先宇宙飛行士」からなり、違いは飛行高度(到達高度)と出発時間です。

このプランで使用される宇宙船はXCORエアロスペースのリンクス。宇宙船に搭載した液体燃料とエンジンにより滑走路から離陸しそのまま宇宙を目指します。XCORエアロスペースによると同機を使用した飛行は1日4便のフライトを予定しており、何れもサブオービタルという弾道軌道を描き着陸するという一般的な飛行内容になります。同機は2人乗り(内1名はパイロット)で4分~6分の無重力を楽しむことが出来るとしています。

リンクスの宇宙旅行内容

この宇宙旅行の不安要素としてリンクスの打ち上げ(初飛行)は一切行なわれていません。また開発スケジュールが何度も延期しており当初は2010年にも打ち上げを行うとしていたものの、2014年3月に初飛行は2016年になると発表しています。