冥王星とカロン

太陽系の一番外側を公転する『惑星』からただの『準惑星』となった冥王星。この冥王星には衛星「カロン」という天体が公転しているのですが、最新の研究によると衛星の内部で熱が発生したことがあり、厚い氷の下に液体の地底湖があったのではないかと予想しています。画像は冥王星とカロンの想像図

スポンサーリンク
冥王星の衛星「カロン」の表面にクラックが生じている場合には、カロンの内部は熱を持っており、液体の水による地底湖を有している可能性があることがあることがNASAが助成した新しい研究成果から判明した。

冥王星は太陽からもっとも離れた位置にある太陽系の惑星であり、冥王星は地球と太陽の距離の29倍の軌道を回っている。その表面温度は華氏マイナス280度(摂氏マイナス229度)にも及んでおり、液体状の水が存在するには寒すぎる環境となる。冥王星の惑星もまた、同じような温度環境を持っていることが判っている。

Technobahn
NASAによると、冥王星の衛星カロンは現在ほぼ真円の公転軌道を描いているものの、過去には細長い楕円軌道で公転していた時期があると考えられているそうです。そのような軌道では冥王星に近づいた時と離れた時に潮汐力が生じ、熱が発生することで天体内部に液体の水がつくられた可能性があるとしています。

NASAは現在明らかになっていない衛星カロンの地表モデルを幾つか作成しています。理由は来年に探査機「ニュー・ホライズンズ」が人類がつくったもので初めて冥王星付近を通過するためで、そのとき合わせてカロンも探査する予定となっています。予想モデルを作っておけば観測された地表と比べることで、過去に内部に液体の水が存在した可能性を素早く探ることができる為です。

ニューホライズンズ
▲ニュー・ホライズンズ

現在の予定ではニュー・ホライズンズは来年の2月から冥王星の探査を開始します。その後も接近を続け2015年7月に冥王星及びカロンを撮影し、地球にデータが送信されます。

しかし、あまりに距離が離れすぎており地球と探査機の通信速度は800bps(0.8kbps)弱になるとされ、データの転送にはかなりの時間を要します。NASAによると観測した全てのデータが地球に送信されるのは観測終了後の1年2ヶ月後、2016年4月と予想しています。
スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!