交通事故

飲酒運転というと日本では非常に厳しい罰則が設けられています。この罰則は当然のことなのですが、実は運転をしながらの携帯電話やスマホの操作は飲酒運転以上に危険な行為になると研究結果が発表されています。

飲酒運転は、一瞬で人生を棒に振りかねない危険な行為であり、悪質な犯罪として社会的な批判も高まっている。しかし、そんな飲酒運転よりもよっぽど危険な「ながら運転」があるという調査結果が発表されたのだ。

その「ながら運転」とは、“携帯やスマホを使用しながら” の運転のことであり、そういった運転は、酒気を帯びた状態だけでなく、大麻を使用した状態での運転よりも危険だということが判明したのだ!!

ロケットニュース24
イギリスの交通研究所(TRL)が行った研究によると携帯電話の各種操作、通話を行いながらの自動車の運転は飲酒運転よりも遥かに危険だという結果を発表しています。

この研究は被験者が運転中、反射的に反応する時間を調査したものだといいます。結果は血液の100ミリリットル当たりのアルコール80mgという飲酒運転状態では通常よりも13%反応が遅くなったのに対し、大麻を使用した状態では21%。ハンズフリー使用時に27%、メールを打っている時に37%。そしてスマホを操作しているときには46%遅くなるという結果でした。

飲酒とスマホ操作
Photo:Mail Online

日本における交通違反は、携帯電話等使用の「保持」と「交通の危険あり」の2つにわかれています。前者が1点加点、違反金6000円後者が2点加点、違反金9000円です。この違反には携帯電話以外でも手に持つトランシーバー、無線等も禁止されています。参考
携帯電話の使用でも「ハンズフリーはよい」と言われているのですが、都道府県の条例でイヤホンマイクの通話が禁止されている地域もあります。

自転車も当然ながら、最近はスマホをみながら歩くという行為についても問題視されはじめています。メールにしても電話にしても返信したり出なければならないという感覚に陥りますが、それでも携帯電話を取るという場合は人を引くという覚悟、そして自分や同乗者が死ぬという覚悟が必要なのかもしれません。