鳴陽寺

中国南西部の内陸部、四川省資中県。80人あまりの村に36人が小人という『こびとの村』が存在します。村民らによると1951年に謎の病気が発生しこのような姿になったと記録が残っているそうです。

【大紀元日本6月18日】四川省資中県の辺鄙な地区に「こびと村」が存在していることがわかった。全村民80人のうち、一番高い身長は117センチ、一番低い身長は64センチしかない。その原因はいまだに究明できていない。

村の名は鳴陽寺。


「中国で伝説の村発見か!?」とタイトルを見た時は思ってしまったのですが、引用先にも書かれているように村民らによると、1951年の夏に村全体で5~7歳の児童の発育が止まってしまう謎の病気が発生したといいます。その後中国の科学者や専門家が水源や土壌、食べ物といった原因と考えられるものについてひと通り調査したものの、原因は突き止められなかったとのことです。
この奇病が発生した後、気味悪がった村民の多くは村を去っていったといいます。



それでも現在もこの村は存在し、小人の症状は次の世代にも遺伝したものの現在生まれてくる子供には小人の症状は出ていないように考えられるとのことです。

1947年イギリスの科学者が鳴陽寺を訪れており、周辺の山間部でも小人の村があるという記録が残っているといいます。また1985年の中国による国勢調査によると119人の小人が確認されたとしています。1997年には土壌から高濃度の水銀が見つかったとされたものの、「見つからなかった」と訂正されているとのことです。

鳴陽寺_2

謎の病気について鳴陽寺の一部の村民は邪悪な力が働いていると話す人や、風水が悪いという人、第二次世界大戦で旧日本軍が化学兵器を埋めたことで発症したと話す人がいるものの、旧日本軍が鳴陽寺に行ったという記録はないそうです。
中国政府は現在小人の村の存在を否定はしていないものの、外国人観光客の訪問は禁止しているとのことです。