ハリアーII

航空機で車輪がでないという事故は度々発生しますが、今回は非常に珍しい垂直離着陸機での車輪トラブルです。一体どのように着陸を行うのでしょうか。

現在実戦配備されている垂直離着陸機としてのAV-8B+ ハリアー IIはとても有名な機体なのですが、6月7日離陸後まもなくして降着装置の故障が発生し、緊急着陸が行なわれたそうです。当時、AV-8Bを操縦していたのはアメリカ海兵隊第22遠征隊所属のウィリアム・マホーニー大尉。



この動画はワスプ級強襲揚陸艦の5番艦、『バターン』で撮影された動画です。
着陸の際に使用された白い台は同機を整備するときに使用されるものだそうで、パイロットからは死界に入り台が見えないという困難な状態での着陸を果たしました。

ちなみに、大型ヘリコプターにおける降着装置故障時の着陸例がこちらです。



AV-8B ハリアー II



マクドネル・ダグラス(現ボーイング)社が短距離離陸垂直着陸機のホーカー・シドレー ハリアーを基にスーパークリティカル翼や揚力強化装置を組み合わせて開発した攻撃機である。
すでにイギリス軍での運用は終了したが、軽空母や強襲揚陸艦、小規模な飛行場といった他機の活動が制約される環境下で近接航空支援と戦場航空阻止をこなすことができる唯一の攻撃機として現在もアメリカを始め、数ヶ国で運用されている。(Wikipedia)