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水不足が深刻化している中国。特に長江より北側の地域、さらに都市部では慢性的な水不足に陥っています。これは首都北京も例外ではないのですが、この問題を打開しようと工業排水をろ過し水道水に変えるという技術が登場したといいます。

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Record Chinaによると最近、北京市でーパーろ過処理を行える北京市自来水集団田村山浄水場が稼働したと報じています。『自来水』とは水道水という意味らしく、この施設では工場出た排水を再び飲める水として供給する施設だといいます。
具体的にはスーパーろ過処理で国家基準に収まる『飲料水』を作り出せるとしており、供給能力は1日あたり4万立法メートルとのことです。この施設でろ過される水の半分は処理が難しいとされていた工業排水で通常は捨てられていた水とのことです。

スーパーろ過処理は北京市自来水集団が独自開発したとしており、水処理率を100%に近づけ水資源の利用効率を大幅に高めたとしています。こういった処理装置の登場で中国北京市の水の供給能力は304立法メートルに回復し、過去100年で最高の供給能力値だといいます。 

干上がる北京、飲めない水道水

JBpressによると、中国人1人当たりの平均水資源占有量は世界平均の3割程度となっており北京といった北部地域ではさらに低いという数値になっています。北京では水不足を理由に大量に水を消費する製糸業やセメント業などの工場に営業停止を言い渡しているものの、一方でゴルフ場やスーパー銭湯といった水を消費する企業が拡大しているとのことです。

日本のように水道水を直接飲めるという国は世界でも10数か国のみとされています。もちろん中国は飲むことができない国で一般人はペットボトルの水を口にします。しかし、過去にトイレの水をペットボトルに入れていたなど質の悪い水が出回る事件が多く取り上げられています。

ちなみに、中国におけるペットボトル(瓶詰め)の飲料水における衛生基準値について、未だに旧ソ連が定めた基準が使われており、その中身は水道水の106項目より遥かに少ない20項目とされています。
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