エアバス

高速で移動出来る旅客機は現在の交通手段として欠かすことはできませんが、一方でより多くの人を一度に運べる旅客機が幾つか考案されています。今回はエアバスが特許申請したという立ち乗り案を紹介していきます。

フランスの航空機製造メーカー、エアバス社がアメリカに提出したのは座席をこれまで以上に簡素化たほぼ立ち乗り状態の座席です。申請された特許によると椅子は自転車のサドルのような形になり小さな背もたれ、肘掛けから構成されています。

飛行機の「立ち乗り」シート、エアバスが特許申請 « WIRED.jp

エアバスの立ち乗り座席
こちらがエアバス社が提出した座席の設置例です。このように小さい座席に人が腰掛けるという半立ち乗り状態であることがわかります。
エアバスによると、座席に人が座ると“自然に姿勢が真っ直ぐになる”とされ、1時間から2~3時間程度の短距離飛行の場合に乗客を立ち乗りさせるという選択を航空会社が出てくるだろう理由も説明しています。

他の交通手段に比べ早く目的地に付き、また料金も安いというのは魅力的ですが、自転車のサドルサイズ(よりもちょっと大きい)に1時間~3時間、さらに肘当てが隣の人との関係で使えな場合を想定すると、この体勢で1~3時間のフライトは厳しい気がします。

ちなみに、輸送機で運ばれる兵士はこのような状態になっています。

▼輸送機と米兵
米軍輸送機