潜地艦

映画やアニメではモグラのように地下を掘り進む潜地艦というのがあります。なんとも昭和の匂いのする内容なのですが、実はソ連が核エネルギーを使用したプロトタイプの製造及び試験に成功していたという話があるそうです。

1949年、ソ連の国家安全保障大臣は地下を潜行することの出来る潜地船の開発を国内の科学アカデミー会長に要求しました。しかし、当時この案よりも核兵器の開発が支持されており廃案になっていたといいます。
潜地船計画はスターリンの死去後、ニキータ・フルシチョフが興味を示し1962年に開発するよう指示され、現在のウクライナGromovkaという村に工場が作られ2年後にプロトタイプが完成したとされています。

Subterrene
▲Subterrene

潜地船の元となったのはナチスドイツが開発していたという地下を進む兵器『Subterrene』です。この兵器が実際に存在していたのかは謎なのですが、ある情報によると1944年秋にソ連の諜報活動により写真が撮影され、性能は先端のドリルが毎分300回転し1時間で10m掘り進む能力があったなどとされています。 

ファイティングモール
▲ファイティングモールの想像図

1964年にソ連が開発した『ファイティングモール』などとする潜地船のプロトタイプは5人乗りの機体で、動力源は核エネルギー、全長35m、直径3mで7km/hの速度で掘り進むことが出来るとされていました。また内部には15人の兵士を搭乗させ1トンの爆薬を搭載することができたといいます。

プロトタイプを使用した第一回目の試験では15マイル(約24.1km)掘り進むことに成功。しかし2回目の試験中に事故が発生、乗員もろとも爆発し機体が失われました。爆発の原因については現在も明らかになっておらず事故を期に開発は中止されたとのことです。

参考:facte.ruВоенное обозрение

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