パナマ運河

先日、パナマ運河を巡る揉め事についてお伝えしましたが、同じ南米に位置するニカラグアで太平洋と大西洋を繋ぐニカラグア運河が今年着工することとなりました。(写真はパナマ運河)

400億ドル(約4兆円)という莫大な事業費をかけ建設が決定されたのは全長278km、南米ニカラグアを通過するニカラグア運河です。

完成すれば地球上で最大の運河になるとされるニカラグア運河について出資しているのは中国、香港に拠点を置くHKニカラグア運河開発投資会社です。代表は王靖氏で中国での電気通信事業の実力者とされています。必要な資金は中国を始めヨーロッパやアメリカの投資家から既に集められているとしており、同運河は2019~2020年に開通すると主張しています。

ニカラグア運河についてはいくつかルートがあり、2014年7月7日明らかになったのはブリト川、ニカラグア湖、プンタ・ゴルダ川のルートです。(下の画像では④のルート)

ニカラグア運河ルート
 
ニカラグア運河については19世紀末に運河を作る構想があったものの、実際にはパナマ運河を開通させました。理由としては世界遺産に登録されているモモトンボ山(地図)の噴火による危険性などがあったとされています。


HKニカラグア運河開発投資会社については「中国政府と関係があるとみられる」としているものの王靖氏によると、中国政府(中国はニカラグアと正式な外交関係を持っていない)は関係しておらず、コンサルティングは米国の US-based McKinsey & Co. と、中国最大の鉄道会社 中國鐵道建築總公司CRCC(中国国有企業:China Railway Construction Corp.)により行われると話しているそうです。参考

2013年6月、CNNによると中米ニカラグアの議会は、香港系企業に対し太平洋とカリブ海、大西洋を結ぶ運河の建設や運営などの権限を50年間委ねることを承認し、事業計画には鉄道、2カ所での港湾、国際空港や原油パイプラインの建設も含むとしています。
一方で、 HKニカラグア運河開発投資会社の組織構造や経営陣の陣容がほとんど知られていないことも懸念材料となっており、CNNの取材申請には2013年6月6日の時点で応じていないとしています。
CNN.co.jp : ニカラグアに新運河構想、パナマに対抗 中国企業に事業権限

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