2009年ウイグル騒乱

先月7月末に発生したとされるウイグル自治区での暴動で、死者数について当局発表の96人ではなく少なくとも2000人とする発表が米政府系放送を通じて発表されました。写真は2009年ウイグル騒乱のもの。

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 【ワシントン支局】7月末に中国新疆ウイグル自治区西部で発生した暴動について、米政府系放送「ラジオ自由アジア(RFA)」は5日(米東部時間)、ウイグル族の死者だけで「少なくとも2000人」とする在外組織「世界ウイグル会議(WUC)」のラビア・カーディル議長の発言を伝えた。RFAは中国語放送でも、現地在住漢族の話として、死者が千人に達したと報じた。

 報道が事実なら、事件は当局の発表をはるかに上回る深刻な状況だったことになる。イスラム教のラマダン(断食月)明けの直前に起きた暴動について、中国の治安当局は「テロ事件」として非難を強める一方、死者数は一般市民37人を含む96人と発表していた。

MSN産経ニュース
今回の暴動が発生したのは先月7月28日、新疆ウイグル自治区カシュガル地区ヤルカンド県です。中国国営新華社通信によると翌日の発表として、武装グループとするウイグル族が派出所や地方政府庁舎を襲撃、その後移動しながら市民を切りつけたなどと報じていました。

最終的な死者数は一般市民37人を含む96人などと発表されていたものの、実際は相当異なる数字になります。ラビア・カーディル議長の発言としては中国の治安部隊により2,000人以上のウイグル人が殺害されたとしその証拠があるとしています。また地元の漢族女性の話として巻き添えで死亡した人を含めて1,000人に上ると話しており相当の人が死亡したと証言しているそうです。

ウイグル自治区では民族の伝統文化を止めさせるような規制が行なわれており、最近のことではイスラム圏では一般的な女性がスカーフを顔を覆う、また男性がひげを生やすということも規制されており、このような人たちは公共交通の利用が禁止されています。(参考)

ウイグル自治区では度々大規模暴動が発生しており、2009年のウイグル騒乱では新華社通信によると死者192名、負傷者1,721名の犠牲者がでたと発表されています。しかし、この時も漢族により殺害されたウイグル人は最大で3000人と発表しているのですが、証拠となる映像や写真の存在は明らかになっていないようです。
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