風力発電

再生可能エネルギーというと水力、風力、太陽光また地熱等があるのですが、これまで長らく再生可能エネルギーのトップだった水力が他の再生可能エネルギーよりも下回ったとしています。

ほんの10年前まで、米国では再生可能エネルギーといえば水力発電のことだった。それ以外はどれも誤差の範囲内だった。米国エネルギー情報局(EIA)は7月31日(米国時間)、米国で「非水力の再生可能エネルギー」が、水力発電を発電量で8カ月間にわたり上回ったと発表した。

EIAが定義する非水力再生可能エネルギーとは、ソーラー、風力、地熱、バイオマス、埋立地ガス、および都市固形廃棄物からなり、現在はソーラーと風力が大きい。

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世界で新たに建設される発電所の電力の内、56%が既に再生可能エネルギーであることが明らかになっています。2013年は1.56テラワットが再生可能エネルギーによる発電容量とされ、1テラワットが水力によるものでした。しかし、2012年と比べると太陽光は27%、風力は12%と急速に増加していることが分かっています。

米国エネルギー情報局に発表によるとアメリカ国内では再生可能エネルギーによる発電について水力以外の発電容量が他の非水力の再生可能エネルギー総量を越えたとしています。また、この数値には電柱についているような小型のソーラーパネルは入っておらず、これらを合わせると相当な量になるとのことです。

アメリカでは再生可能エネルギーの発電量は風力発電だけで3割を超えており、水力や太陽光発電ではなく風力が最大のものになる可能性が高いとされています。アメリカでの風力発電の発電容量過去10年で10倍にまで成長しているとのことです。


アメリカや中国では国土面積もあり風力発電が非常に多く設置されています。風力発電設備容量としては2013年は中国が1位となっており約90ギガワット。前年比で16ギガワットほど多くなっており、この数値は日本に存在する風力発電設備容量の総量を超えています。

世界の再生可能エネルギー、全発電量の22%に達する « WIRED.jp

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太陽光発電設備容量 Photo:REN21

日本でも進む太陽光発電についてその設備容量に4位に食い込んでおり、アメリカよりも多い15ギガワット程度となっています。ちなみに太陽光発電についても中国は前年比よりも12ギガワット程度増えており、僅か1年間で世界第2位となりました。