広元旧市街

中国で頭にナイフの刺さった男が街中を歩き、タバコ屋に指摘されようやく気づくという驚きの事件があったと報じられています。写真は事件があったと思われる現場付近の写真。

四川省広元市で今月7日、野菜を買うため道を歩いていたシャオさん(57歳)の頭にナイフが落下しました。ナイフはシャオさんの頭に刺さってしまったののですが、本人は気付かず歩いている様子が目撃されるという衝撃のニュースを中国メディアが報じています。

広元公安の公式マイクロブログによると事件が発生したのは7日午前9時前で、シャオさんは歩道を歩いていたところ周囲にある建物から何らかの原因でナイフが落下しました。シャオさんは頭に何かが当たったのは気づいたものの、重くなったと感じる程度で気にせず歩いていたといいます。

ナイフと共に歩くシャオさんを目撃したのはタバコ屋の販売員です。 「頭にナイフが刺さっている」と衝撃の告白をされたシャオさん。その後痛みが襲ってきたらしく、とりあえず近くのお店の椅子に座り、販売員の緊急通報で駆けつけた救急車で病院に運ばれました。

▼お店の中で応急処置されるシャオさん
シャオさん

その後緊急手術が行われ刺さったナイフの摘出に成功しました。ナイフは10cm以上刺さっており、柄の部分が頭蓋骨にあたり止まっているという状態だったとのことです。

公安当局の捜査によるとシャオさんが『重さを感じた』ところには商店街で住宅や商店の入った4階建ての建物があり、意図せず落下したナイフが偶然刺さったと判断しています。
シャオさんは当時頭から血は流れていたものの、手術後も命や身体機能に問題なく現在は広元病院で治療を受けているとのことです。

シャオさんとレントゲン
 
参考:老人买菜遭遇“天降飞刀”