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アメリカが国を上げて開発を目指しているのは、『10日間に10回』これまで考えられなかった頻度で地上と宇宙を往復する次世代スペースプレーンです。大手航空メーカー、及び民間宇宙開発企業からなる3チームが開発しているのですがノースロップ・グラマンのXS-1案が発表されました。

米国防総省国防高等研究計画局(DARPA)が2014年7月に発表したのは、同じ機体を使用して10日間に10回、宇宙へ人工衛星を打ち上げるという次世代スペースプレーン「XS-1(Experimental Spaceplane)」という構想です。

Northrop: 衛星打ち上げ用スペースプレーン「XS-1」の完成予想図を公開 - BusinessNewsline

この計画に参加しているのはボーイングとブルーオリジン、マステンスペースシステムズとXCORエアロスペース、ノースロップ・グラマンとヴァージン・ギャラクティックの3チーム。それぞれが2018年までに試作機を作り打ち上げを行い、DARPAが最終的に1チームを選び実用化を目指します。

▼ノースロップ・グラマン、ヴァージン・ギャラクティック案
XS-1

今回ノースロップ・グラマン、ヴァージン・ギャラクティックチームが発表した案は無人有翼のスペースプレーンです。なんと打ち上げは輸送起立発射機(Transporter Erector Launcher)から行うとしています。輸送起立発射機とは、大型車両に対空ミサイルや大陸間弾道ミサイルを搭載した自走式の発射機になります。
同機は宇宙空間で衛星を展開した後通常の滑走路に着陸、メンテナンスフリーで次のフライトを行うことが可能としています。

▼輸送起立発射機の例


DARPAが求めるXS-1の仕様として、低軌道に3,000~5,000ポンド(1.3~2.2トン)の質量を打ち上げる性能があり、1回の打ち上げコストは僅か500万ドル(5億円)に抑えなければなりません。比較として日本の小型人工衛星打ち上げ用として使用されるイプシロンは低軌道に1.2トン、打ち上げコストは1回あたり30億円(目標値)となっています。

XS-1はどの程度の機体サイズになるのかは明かされていませんが、F-15サイズ(全長19m、全幅13m)程度になると予想されています。
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