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中国の検索サービス運営企業が発表したのは箸を電子機器化したスマート箸です。この箸を使うことでカロリーなど食に関連するデータのほか、中国で問題となった下水油も判別することが可能になると主張しています。

Baidu(バイドゥ)と呼ばれる中国では有名なウェブ検索サイトを運営しているBaidu, Inc.はこれまで開発されたことがない新たなジャンルとしてスマート箸「快捜(クアイソウ)」 を開発しました。

中国IT大手がスマートフォンではなく、スマートお箸を発表=...:レコードチャイナ

これは同社が企画したテクノロジーカンファレンス「百度世界大会2014」で先日発表されたものです。李彦宏最高経営責任者(CEO)によると、スマート箸は専用のアプリをインストールしたスマートフォンで食用油の鮮度を測ることができるほか、pHや温度、カロリー計算なども出来るよう設計されているといいます。

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▲スマート箸「快捜」と李彦宏氏

この箸を使うことで中国で問題となっている下水油という排水口に溜まった油を回収し精製し作られた『汚染された油』や使い回しされた油なども判別することができるとし、プレゼンでは新品のオリーブオイルと古い食用油にスマート箸をつけ合格、不合格を示した映像も公開されていたとのことです。
スマート箸「快捜」 は既に試作品が完成しており、いつでも量産することが可能だとしています。

中国では食べ物どころか箸自体が汚染されている場合があるのですが、無駄に消費される割り箸を減らすという意味でも箸を電子機器化するというのは良い方法かもしれません。 ただ、残念なのはデザインです。カロリーなどを特に気にする女性が使うというデザインにはなっておらず、この辺は見直しする必要があるかと思われます。