八路軍兵士

中国で最近発表された『抗日戦争における英雄300人』について中国メディアが人物の詳細を調べたところ、実際は存在しなかったり、公表された名前が間違っていたなどと報じられているそうです。

2014年9月4日、中国メディア・澎湃新聞は、中国民政部が公表した「抗日烈士・英雄」300人の名簿に間違いが散見していると伝えた。

中国近代史の研究者・胡博(ホー・ボー)氏の投書によると、リストに記された300人のうち、21人は生年、16人は役職、6人は所属部隊、2人は氏名にそれぞれ誤りが見つかった。さらに国民革命軍陸軍第12軍20師の副師長・王禎祥氏に至っては「調べたが存在しなかった」という。

Record China
中国では今年、ここ数年はなかったという規模で国をあげて「抗日勝利」をお祝いするというキャンペーンが行なわれています。戦後69年目を迎える2014年2月の中国全国人民代表大会では『中国人民抗日戦争勝利記念日』として9月3日を国家の祝日に、同じく12月13日を『南京大虐殺犠牲者追悼日』として祝日と定めています。

そのようなキャンペーンの一環して、中国人民抗日戦争勝利記念日を目前とした9月1日、中国民政部は抗日戦争における英雄300人と国家級の抗日戦争記念施設・遺跡80カ所を第一弾としてリスト化し公表しました。この英雄300人に間違いが多く見られたというのが今回紹介する記事になります。

この指摘について中国民政部担当者は9月5日にリストについては複数の史料に齟齬(そご)がある中、多くの専門家の意見を聞き研究を繰り返して情報を特定したと説明し、リストの情報は信頼性があると強調しているそうです。

中国国営新華社によるとこのようなキャンペーンを行う理由として「愛国主義を核心とした偉大な民族精神を大いに発揚するとともに、特に若い世代に旧日本軍による犯行と侵略に対する中華民族の抵抗・抗争の歴史をより踏み込んで理解させるものだ」などと報じています。(参考)
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