秋葉原

政冷経熱など過去言われていたことがある日中関係。現在は不買運動もあり『政冷経冷』などと表現されることもあります。一方で中国の中間層や富裕層の間では特に日本で作られた日本製品を購入する人が多く、今後も増え続けると予想されているそうです。

日中対立が続いているが、中国人の日本製品に対する信頼はいまだに厚いものがある。キヤノングローバル戦略研究所の瀬口清之氏は5月に外国特派員協会で講演し、年収1万ドル(約107万円)超の中国人は日本製品に対する消費熱がきわめて高いことを明らかにした。年収1万ドル超えの中国人は10年には1億人だったが13年には3億人にまで増加。20年には7~8億人に達すると見込まれている。 

Record China
Record Chinaは中文導報の記事として「日本華人の個人輸入代行、現場を探る」を紹介しています。まずどのような人たちが日本製品を購入しているのかという点について、引用先にもあるように年収が1万ドルを超える人に関して特に日本製品に対する消費が高いということが調査により明らかになったとのことです。

ではどのような日本製品が中国で受け入れられているのかについて、特に人気なのは家電製品全般でその中でも炊飯器が目立つとしています。また中国では健康や美容もブームになっており、様々な健康食品そしてダイエット関連の商品が多く売れているとしています。

ただ、彼らが買う日本製品には基準があり中国で作られた日本製品は見向きもされないといいます。つまり、日本で作られた日本製品「Made in JAPAN」が最も価値あると評価されいるそうです。

しかしこれら商品は中国本土では売られておらず、仮に同じ商品があったとしても「Made in CHINA」だからダメだとし受け入れられていないそうです。そこで、中国には日本で購入したもの買い取る業者、または日本に出向き個人輸入を行っている人が存在しており、個人輸入者にいたっては月収が100万円を超える人もいるとのことです。

日本では工場の海外移転ということで家電製品についても「Made in JAPAN」の文字を目にすること自体が稀になってしまいました。そのような中でどのようにして「Made in JAPAN」の製品を見つけ購入しているのか。何れにしても日本製品が高い評価を受けていることは間違いなさそうです。