漁船

海から引き上げられた怪しい金属の缶。中には金銀財宝が詰められているのかと思いきや、内部からは大量の砲弾が見つかりました。 

香港新聞網によると今月19日、日本では「中秋の名月」の『中秋節』の朝に『海で拾った箱』が話題になりました。箱を拾い上げたのは上海の漁師、李さん。李さんによると中秋節におめでたい宝箱を拾い上げたということで、中身を確認するため斧でこじ開けたことろ、驚くなかれ16発の砲弾のようなものが確認できたといいます。その後、李さんは当局に通報しました。

上海漁民撈起鐵箱 驚現16枚炮彈

中秋節の宝箱_1

砲弾を調べた上海市公安国境警察によると、金属の箱には「中」「申」という文字のようなものが確認でき、腐食具合から第二次世界大戦時に使用された対空砲の砲弾の可能性が高いとしています。
李さんが箱を拾ったのは揚子江河口九段海域で、箱は海藻や貝に覆われており長い間海中に置かれていたものだと話しているそうです。

この海域では毎年砲弾や銃弾が引き上げられているものの、このように箱に入った状態での発見は珍しく、また16発が一度に見つかることも稀だといいます。 

中秋節の宝箱_2

ちなみに中国では、過去に信管付きの迫撃砲弾で筋トレをしていた男や人工降雨用の不発弾ロケット弾を斧で叩き割った男、砂浜に打ち上がった魚雷を鉄くずとして売ろうと叩いていたところ爆発、死亡するという事故が報告されています。