北京マラソン

今月20日開催された北京マラソン。中国ではこの時期寒さの訪れと共に大気汚染が深刻化するのですが、この大気汚染について主催者が参加者に「できるだけ鼻呼吸するように」などと意味不明な呼びかけを行っていたことが明らかになりました。

プロから一般市民まで参加出来る北京国際マラソン。同大会は中国陸上競技連盟が主催し、北京体育局および北京市当局が主催、公認しているマラソンの国際大会です。また国際陸上競技連盟の規格であるゴールドラベルになっています。

大気汚染でも実行の北京マラソン、主催側の“鼻呼吸”提唱に「...:レコードチャイナ

さて、北京国際マラソンが他の国際大会と異なるのは深刻な大気汚染です。毎年10月に開催されているものの、気温が下がるこの頃は暖房などに安価な石炭が用いられることがあり、大気汚染元となっています。大会には55の国と地域から3万人が集まったのですが、マスクやガスマスクを着けるなど何かのコスプレかエクストリームスポーツなのかよくわからない大会になったと報じられていまいした。



今回明らかになったのは、主催者が参加者に呼びかけを行った内容です。それは「できる限り鼻呼吸をするように」という内容だったとのことです。また道路に水を撒くなど、走ることで浮かび上がる汚染物質を抑えていたとされています。

地域のマラソン大会レベルの呼びかけなのですが、何故そのような状態にも関わらず中止しなかったのか。そして国際陸上競技連盟の規格では大気の基準はどうなっているのか。様々な疑問点が浮かび上がるのですが、この点については中国のネットユーザーらからも厳しい意見が寄せられているとのことです。