AR 2192

現在、地球から見ることができる太陽の表面に現れたのは直径140,000kmという巨大な黒点群です。その大きさは木星サイズで地球の約11倍の大きさになります。

2008年、金環日食で使用した太陽を見ることができる特殊なサングラスをお持ちの方、もしくはそのような撮影機材をお持ちの方は是非太陽を見て欲しいのですが、現在太陽の右半分あたりに黒く大きな影が確認することができます。

これは冒頭にも書いたようにこれは2008年より続く太陽の活動周期内で最大サイズとなる巨大黒点群で「AR 2192」と呼ばれています。

Sunspot AR2192

NASAが運用している太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)によると、Xクラスという最大規模の爆発現象「フレア」が2度確認されているなど現在も継続的に観測を続けているとのことです。

仮に今後大規模なフレアが発生し、荷電粒子の巨大な雲コロナガスが地球側に放出された場合、地球では人工衛星や通信システム、ライフラインとなる送電網に障害を発生させる可能性もあるとのことです。

NASA、SDOが撮影した黒点AR 2192
NASA's SDO Observes Largest Sunspot of the Solar Cycle