F-35C

米ロッキード・マーチンが中心となり開発している海軍向けF-35Cについて、初の空母着陸試験を行い成功したと米海軍が発表しています。

米海軍は今月3日(アメリカ時間)、米カリフォルニア州サンディエゴ沖を航行している空母CVN-68「ニミッツ」を使用し、艦載型F-35Cの着陸試験を実施したと発表しています。

報道によると、着陸試験は午後12時18分に行われ使用された機体はF-35C CF-03機、パイロットはトニー・ウィルソン(Tony Wilson)中佐です。試験はDT-IというF-35Cにおける洋上開発テストの一部として行われているものであり、今後2週間に渡り実験が行われるとしています。









F-35Cは「カタパルト」という蒸気等の力を利用し撃ち出し、着艦はF-35Cに搭載されたアレスティングフックを展開し空母に張られた数本のアレスティングワイヤーに引っ掛け強制的に減速する方法で運用されます。これは米海軍の艦載機としては一般的な運用方法なのですが、地上で行われたF-35Cの着艦模擬試験ではF-35Cのフックと車輪の間隔が狭すぎてワイヤーを掴めないという致命的な不具合が見つかり現在、フックを改良したものが使用されています。

F-35Cの実戦配備についてはF-35シリーズでは最も遅い2019年2月になる予定です。