スペースシップツー

ヴァージン・ギャラクティックが来年にも行う予定だった民間企業による宇宙旅行について、これに予約していた700人あまりのうち20人がキャンセルしたと発表しているそうです。

ヴァージン・ギャラクティックが構想している宇宙観光旅行の実施について先月31日、ヴァージン・ギャラクティックの宇宙船スペースシップツーが墜落しパイロット2名が死傷する事故後、予約していた700人あまりのうち20人から既にキャンセルの申し込みがあったと報じてられています。

Virgin Galactic: SpaceShip Two墜落事故を受けて予約者の約3%がキャンセル - BusinessNewsline

ヴァージン・ギャラクティックは世界ではじめて民間企業による宇宙観光旅行を行う事業を進めており、乗客はスペースシップツーという宇宙船に乗り込み(パイロット2名、乗客6名)、地上110km当たりの宇宙空間を飛行します。実際に無重力を味わえるのは4分あまりとされているのですが、価格は一人あたり20万ドル(後に25万ドル、約2,750万円)。
一般人にしてみては非常に高価な旅行なのですが富豪を中心に人気があり700人以上が予約し、この料金を支払っていました。

ヴァージン・ギャラクティックによると失ったスペースシップツーと同型機である2号機を製造中であり、65%が完成していると発表しています。また「世界最初の商業宇宙旅行を提供できるよう」云々と今回の事故後に声明を出しており、今後も商業運航を目指すとしています。