水

大変な痛みを伴うことがある結石について、これを予防するには毎日2リットル以上の水を飲むことが良いというガイドライが設けられたとのことです。

日本人であれば男性は11人に1人、女性は26人に1人が尿路結石を患うという統計があるそうなのですが、ご存じの方も多いように極めて強烈な痛みを伴うことで有名な病です。今年行われた米国内科医師会によると、結石を予防する方法として「1日あたり2リットル以上の水をのむこと」というガイドラインが発表されました。

医師会によると、水分をたくさんとることで結石のリスクを半減させることができるとしており、最も良い案として水を口にすることをあげました。ただし、どのような水分でもよいというわけではなく炭酸飲料や牛乳は結石ができやすいシュウ酸やリン酸が含まれいるので逆にリスクが高まる原因になるとのことです。

▼尿路結石 結石が尿道につまると尿管が急速に押し広げられることで発作的に痛みがはしる
尿路結石

本当に水だけで効果があるのかという点について、2013年の尿路結石症診療ガイドラインにもやはり水をのむことが良いとしており、病院のホームページでも同じく水を1.5~2リットル摂取することが良いとしています。


尿路結の治療方法としては排石促進剤や鎮痛剤を使用しジャンプや縄跳びなどの運動をして体の外に排出する保存的治療、そして衝撃波を当てて結石を砂状に破砕して尿と一緒に出すESWL(体外衝撃波砕石術)などがあります。
現在、切開するという治療方法は極めて稀で、後者は日帰りもしくは長くても3~4日の入院で行え価格は3割負担で8万円前後とのことです。