統営(トンヨン)艦

2012年に進水した全長100mを超える救難艦「統営(トヨン)」艦。今年に入ってからソナーが想定された性能を発揮していないことが明らかになっていたのですが調査の結果、民間用の魚群探知機が搭載されていたとのことです。

韓国海軍の救助艦、「統営(トンヨン)艦(ATS-31)」。救難艦とは他の船や潜水艦などを救助するという特殊な船なのですが、韓国が作った救助艦にはさらに特殊なものがついていたと話題になっているそうです。なんと沈没船など海底の様子を確認するソナー(音波探知機)が、何故か魚群探知機でマグロ漁船に付いているものを改良したものだったことが明らかになりました。

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記事を読んでも前後関係がわからないので説明のしようがないのですが、統営艦が2012年9月に進水した後、韓国海軍が要求する性能に達しているのか引渡し前の試験を行った結果、作戦要求能力(ROC:Required Operational Capability)を満たしていないとし引き渡し拒否したとのことです。

▼統営艦
統営艦

ただ、この能力はソナーとは関係なく別のところにあったそうなのですが、2014年9月に入ってから新たにソナーに問題があったと発表されたそうです。具体的には水中探査機に搭載された「サイドスキャンソナー」に問題があり、マルチビーム方式を要求したにも関わらずシングルビーム方式だったとのことです。

参考:シングルビーム方式とマルチビーム方式(Team Beluga)
シングルビーム方式とマルチビーム方式


その後、この問題を解決するためシムラッド社製「SH90」に変更し搭載していたのですがシムラッドのホームページにには「SH90」はマグロの群れなどを追う魚群探知機と記載されていたとのことです。(朝鮮日報によると40年前に製造されたものとしている)
当初ウェスタン・マリン・エレクトロニクス製のソナー「MS3850」を搭載する予定だったのですが、「SH90」に変更された理由について韓国防衛事業庁は「(SH90を搭載したのは)性能評価試験目的」などと意味不明な主張をしているといいます。

今回のソナーについては不自然な金の流れがあるとされており、朝鮮日報はこの騒動を「防衛産業企業に絡む不正の象徴」と指摘しているといいます。

統営艦_1
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