アンガラA5

クルニチェフ国家研究生産宇宙センターが開発しているのは「アンガラ」と呼ばれるロシアの次世代主力ロケット「アンガラ」シリーズです。その中でも「アンガラ A5」というロケットを来月12月初めて宇宙へ打ち上げます。

モスクワから北800km離れたプレセツク宇宙基地で開発が進められているのはアンガラと呼ばれるロシアの次世代主力ロケットです。アンガラは打ち上げ能力ごとにいくつかの種類があるのですが、その中でも将来多く打ち上げが行われるアンガラA5の一号機が2014年12月に打ち上げられます。

Khrunichev State Research and Production Space Center | News Releases

アンガラロケットは現在ロシアが運用しているロケット、ゼニットやプロトンなどを全てアンガラに一本化することを目的に開発されています。理由はこれらロケットは純国産ではなくウクライナで製造されているものがあり、ここ最近の打ち上げ失敗は品質に問題があったと言われています。

▼アンガラシリーズ
アンガラシリーズ
アンガラシリーズの特徴はユニバーサル・ロケット・モジュール(URM)という一段目に使用するロケットが全て同じになっており、URMの本数によって柔軟な打ち上げが可能になります。

12月に打ち上げられるアンガラA5はURMが5つ束ねられており、打ち上げ能力は低軌道に24.5トン、高度36,000km付近の静止トランスファ軌道へ5.4~7.3トンとなっています。従来のプロトンロケットは有毒な燃料と酸化剤を燃料としていたのに対しアンガラシリーズではより安全はケロシン系ロケット燃料と液体酸素に変更されています。
またURMは将来的に再利用可能なバイカルブースターに置き換えられる予定もあり、これが実現できれば打ち上げコストが大幅に削減できるという将来性のあるロケットになっています。

さらにアンガラA5P及びアンガラA7P(いずれも構想中)ではロシアが新開発する有人宇宙船を搭載できる設計で、こちらの計画が実現できれば長らく使用されてきたソユーズロケットについても置き換えられることになります。

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