ランナー

みなさんは実年齢よりも若いと思いますか、それとも老けていると思いますか?フランスの研究者がこの回答から10年後に行った調査によると、若い思っている人は記憶力や認知能力が高いことが分かったとしています。

誰しも老化は避けられないが、自分は実年齢より若いと感じ続けることが、記憶力や認知能力を維持するのに役立つ可能性がある、との研究結果が明らかになった。この研究は、医学雑誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・ジェリアトリック・サイコロジー」の11月号に発表される。

WSJ
この研究はフランスの研究者が10年という歳月をかけ明らかになった気持ちの身体的能力に関する研究結果です。

記事によると、1990年代半ばに50~75歳の男女1352人の被験者から実際の年齢ではなく自分は何歳だと思っているのか、運動はどのくらい行っているのかなど調査を行いました。
それから10年が経過した頃、同じ被験者に記憶、脳の機能など認知能力に対し分析を行った結果、10年前に実年齢よりも老けていると答えた人よりも、若いと思っている人の記憶や認知能力機能は25%高かったことが明らかになりました。

フランス人研究者によると、被験者が若く感じるとと両者の記憶や認知能力の差は学歴や性別、持病や婚姻状況に因果関係は認められなかったとしています。その上で、自分を老けていると感じている人は初期の記憶異常や認知障害を引き起こす兆候の可能性もあると指摘しています。


街中を歩けば極小数ながら年齢に合わない派手な衣装の方がいますが、実は将来発症する恐れのある記憶や認知能力の障害ということに対して、極めて有効な手段を取っているのかもしれませんね。皆さんも「歳だから・・・」と諦めるのではなく、いつまでも若いと思い込み日々を過ごされると良い結果が得られるかもしれません。